ジャスパー(碧玉/へきぎょく)Jasper
石の詳細
色 全色、大部分縞状あるいは斑状
モース硬度 7
比重 2.61
条痕色 白色、黄色、褐色、赤色
劈開 なし
多色性 なし
光沢 ガラス光沢
石の特色、別名、フォールスネームなど
石英の変種でアゲート(瑪瑙)、カルセドニー(玉髄)と同種だが、この中で完全に不透明なものをジャスパーと呼ぶ
含まれる不純物によって色がさまざまに変わり、赤いものはレッドジャスパー(酸化鉄を多く含む)、緑色のものをグリーンジャスパーなどと色をつけて呼ぶことが多い
紀元前18世紀のシリアでは円筒印章に使用されたり、古来より飾り物やモザイク用素材、カメオなどの装飾品などの素材として使われている
赤い血のような斑点が見られるものはブラッドストーン
縞模様になっているものはリボンジャスパー
風景のように見えるものはピクチャージャスパー
犬のダルメシアンのように白地に黒い斑状の模様があるものはダルメシアンジャスパー
インカ帝国ではレッドジャスパーが生命の源の石として太陽の祭りに使用された
中世ヨーロッパで読まれた「トリスタンとイゾルデ」という有名な恋愛物語に重要なアイテムとして登場する
石の名前の由来
ギリシャ語のiaspis、斑点のある石 を意味する言葉から
パワーストーンとしての石の効果
自然のエネルギーをチャージしてくれる魔除けの護符
地球のエネルギーとつながるサポートをする
都会に暮らすと足りなくなる自然のエネルギーを補完する
保護力によりあらゆる災難から護る
ストレス緩和
情緒の安定
忍耐力を高め、勇気、情熱、行動力の上昇
ヨーロッパでは古くから出産のシンボル
思考力、肉体的反応力・警戒心を高め、危険を避けるとされた
毒蛇やサソリを寄せ付けない力
赤色:豊かな活力と表現力
青、緑色:高い霊力、洞察力、精神の安定
黄、褐色:危険回避と自然との協調
マルボドゥス著「石について」における、ジャスパーについての記述
「石について」とは、薬学的効果を述べているのも特徴とされる11世紀末にフランス・レンヌの司教だったマルボドゥスが記した詩
ジャスパーについて
清らかな者が携えると、熱の病も水腫も退け、出産中の妊婦のかたわらに置くと助けになり、これを持ち歩くものは守られると信じられている。(中略)人に好かれ、能ある者となり、人も言うように悪しき幻影を追い払う
石について: 石に宿る神秘な力 Kindle版 マルボドゥス (著), 髙橋邦彦 (翻訳)より引用
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