コーラル(珊瑚/さんご)Coral
石の詳細
色 赤色
モース硬度 3.5~4
比重 2.6~2.7
条痕色 白色
劈開 なし
多色性 なし
光沢 鈍いガラス光沢
石の特色、別名、フォールスネームなど
珊瑚は鉱物ではなく生物起源で南の海の深い底(水深50m~200m)に棲む珊瑚の骨格であり、造礁サンゴとは種類が異なる
高価な種類は八放珊瑚類で薄いピンクから血赤色であり、研磨することでガラス光沢がでる
表面には木目のような模様がでる
熱や酸に弱く、長く身につけていると色褪せする
日本では古くから鮮やかな血のような赤(オックスブラッド=雄牛の血)が好まれ、日本近海(特に高知県土佐湾は宝石サンゴ:アカサンゴの生息地として有名)で良く取れたピンク色の珊瑚は「ぼけ」「本ぼけ」と言われて外国に安く販売されたが、外国ではむしろピンク色がエンゼルスキンと呼ばれ評価が高い
魔除けや子どもの病気を避けるという言い伝えがあり開運のシンボルとして大切にされてきた
ガラス、陶器、動物の骨の着色など、イミテーションが多いので注意
高音、直射日光を避ける。硬度が低いので衝撃に注意。
仏教における七宝とは
金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ貝)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)
石の名前の由来
Coralという言葉は、古代ギリシャ語の “korallion” – サンゴから由来しています。歴史的に、この言葉は地中海の貴重な赤いサンゴを表すのに使われました
パワーストーンとしての石の効果
女性の幸せを守る。船乗りの護符
女性の幸せをサポートする
感覚を鋭敏にするよりも鈍感にすることで深刻になりすぎないようにする
神経質な場合に心のバランスをとり楽にさせる
結婚、妊娠、安産、不妊治療、長寿、生命力アップ、家庭円満
出産運は赤色が良い
嵐を鎮め、安全な海の航行を約束する船乗りの護符
富、幸運をもたらす
精神的不安や混乱を鎮め、心のバランスを整える
危険を払う護符
珊瑚の枝は赤ちゃんのお守りとしてつけておくと守護してくれる
妊娠中の女性を護る
魔法や狂気を遠ざける
赤いものは災い、悪魔、怨霊を防ぐ
イタリアでは、家にさげると家族の不和をなくし、ベッドの柱にさげると悪夢を遠ざけ、身につけると他人からの意地悪を防ぐとされた
ヨーロッパではほとんどの病気に効く薬として利用された
マルボドゥス著「石について」における、サンゴについての記述
「石について」とは、薬学的効果を述べているのも特徴とされる11世紀末にフランス・レンヌの司教だったマルボドゥスが記した詩
サンゴについて
身につけると健康に良い(中略)雷、疾風、嵐を追い払う。(中略)農夫が種と一緒に畑にまくと、作物に有害な激しい雹の被害にあうこともなく、豊作となり、あふれるほど実り豊かになる。(中略)物事を楽に始められ、幸運にしめくくれる。
石について: 石に宿る神秘な力 Kindle版 マルボドゥス (著), 髙橋邦彦 (翻訳)より引用
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