サファイア(青玉・蒼玉/せいぎょく)Sapphire
石の詳細
色 青色、無色、ピンク色、オレンジ色、黄色、緑色、紫色、パパラチア色
モース硬度 9
比重 3.99~4.00
条痕色 白色
劈開 なし
多色性 強い二色性 青色石:帯緑青色、濃青色 緑色石:帯黄緑色、緑色
光沢 ガラス光沢、金剛光沢
石の特色、別名、フォールスネームなど
4大宝石のひとつ(ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア)
サファイヤと呼ばれることもある。
ダイヤモンドに次ぐ硬度をもつ。
主成分は酸化アルミニウム
サファイヤとも
コランダム(鋼玉)の宝石で赤色以外のものをサファイアというが通常青色をさす。赤色はルビーと呼ばれる
矢車草の青色(コーンフラワーブルー)がもっとも評価が高い色
黄色はイエローサファイア、緑色はグリーンサファイアなど、色をつけて呼ぶこともある
ピンク色のサファイアはピンクサファイアと呼ばれたり色によってルビーと分類されたりする
スリランカで発見されたピンクがかったオレンジ色のものはパパラチアサファイア(Padparadscha 蓮の花のつぼみの色)といい、希少性からキングオブサファイアと呼ばれる
カボションカットをすると6条の光の星が浮かぶものはルチル(金紅石)の針状結晶が三方向に交差して集結したものが入っているためで、スターサファイアと呼び幸運の石とされた
古来より眼病を癒やす、解毒剤の効果があるとされた
キリスト教界では神聖とされ神の神託を聞き逃さない石として身につけた
12世紀頃から中世ヨーロッパの境界では司教叙任の際に称号とともにサファイアの指輪を授与される
合成サファイア、人工サファイアなどイミテーションものが多く流通しているので注意
硬度が高く耐久性が高い
サファイアガラスはサファイアと同じ成分を使い人工で作られたものでその硬度を活かして時計の風防などに使用されている
神や天使と近い宝石とされるため、古代から空を象徴する石で、天空は地球を含んだ巨大なサファイアであるされる。
石の名前の由来
ラテン語の「sapphirus」、ギリシャ語の「sappheiros」 青色をさす言葉から
パワーストーンとしての石の効果
潜在能力を引き出し、才能を発揮し、心身を強化し、神の声を聞く
信頼、誠実、強固な愛と揺るぎない力
精神と頭脳の働きを向上させ潜在能力を発揮する
冷静な判断力
高次の叡智に気づかせてくれる
神の神託を聞き逃さない
仕事に対する積極性
揺るぎない心の象徴
金運、勝負運、仕事運とカリスマ性の向上
経営の安定と組織の基盤をつくる
理性を保ち誘惑に負けない心
目の出来物をなおす
みだらな欲望を払う
浮気の防止
この石に惹かれるなら、強く寛大な人間になろうとする願望の現れだという
インドでは、心の平和、病気や災難、毒蛇の害を防ぐとされた
インド、ヨーロッパではさまざまな病気、例えば風邪、熱病、目の病などを癒やすために使用された
マルボドゥス著「石について」における、サファイアについての記述
「石について」とは、薬学的効果を述べているのも特徴とされる11世紀末にフランス・レンヌの司教だったマルボドゥスが記した詩
サファイアについて
聖なる石、宝石の中の宝石と呼ばれるものもっとも。これは、身体に活力を与え、手足をなんらそこなわない、これを携える者は、いかなる損害もこうむらない。嫉む気持ちに打ち克ち、いかなる恐怖にもおののくことはない。(中略)身体の病気もいろいろと治す。たとえば体内の熱を冷やし、激しく流れる汗を抑える。すり潰してミルクにいれたものを塗ると、潰瘍を治し、目から汚れを、額から痛みを取り除く。舌の障害も治す。けれどもこれを携える者は、身も心もまったく清くなくてはならない。
石について: 石に宿る神秘な力 Kindle版 マルボドゥス (著), 髙橋邦彦 (翻訳)より引用
この本についての詳細はこちら
https://www.zakkaowl.com/jewelry/book-of-powerstone