ルビー(紅玉/こうぎょく)Ruby

photo by StrangerThanKindness
石の詳細
色 種々の赤色
モース硬度 9
比重 3.97~4.05
条痕色 白色
劈開 なし
多色性 強い二色性 黄赤色、深赤色
光沢 ガラス光沢
石の特色、別名、フォールスネームなど
4大宝石のひとつ(ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア)

photo by Rob Lavinsky / iRocks.com
ダイヤモンドに次ぐ硬度をもつ。
主成分は酸化アルミニウム
コランダム(鋼玉)の宝石で赤色以外のものをサファイアといい、赤色はルビーと呼ばれる

古代ヒンズー教では宝石の王と呼んで珍重した
古代ミャンマーでは不死身の石としたり、万病に効く効果が信じられていた
中世ヨーロッパでは危険から身を守る石として王冠やリングにセットし、ルビーが黒ずむと不吉な予兆と考えた
古代ローマでは軍神マルスの加護が得られると兵士たちが身につけた
クロムと鉄の成分が混じることで赤色がでるが、クロムは結晶の成長を抑制するため天然では大きな結晶が出にくいため希少価値がある
最も評価が高いものは、ミャンマー産のルビーでピジョンブラッドという少し青みを感じさせる真紅色のもの。ピジョンブラッドという名称は基本的にはミャンマー産のものに限られるが海外ではその他の産地のものでもこの名称を使用することがあるので注意が必要
タイ産のルビーはより鉄分を含み赤褐色気味になるためビーフブラッドと呼ばれる
スリランカ産のルビーは逆にピンク色が強くチェリーピンクルビーと呼ばれる
赤色が薄いとピンクサファイアに分類されたりする
ルチルが内包(インクルージョン)することで、スター効果を表すものがある
六条のラインがでるものはスタールビーと呼ばれ貴重

photo by www.GemWow.com star ruby cabochon from Myanmar, 2.67 carats
7月の誕生石
血のような色であることから血液の浄化、止血、出産のお守りとして効果があるとされた
ルビーは人工的に作ることが成功した最初の宝石
ルビーは硬度が高いため、研磨剤として使用されたり、強い光を当てることで強いエネルギーの光線を発する(ルビーレーザー)ためさまざまな利用価値がある
石の名前の由来
ラテン語の 赤を表す ruber から
パワーストーンとしての石の効果
愛情と勇気、カリスマ性と行動力を得て勝利する力。身を護る護符
愛と勇気と戦いの宝石
勝利を掴み、権力者としての落ち着いた風格とカリスマ性を高める
勝負運の向上
情熱と集中力を与える
本能的な感性を高め、人間性を深める
背中を力強く押して前進させてくれる
恋愛に積極的になり成就させる
魅力と色気を高める
勝利を呼ぶ
仕事、恋愛にアクティブになる
男性不信改善
持つ人を善良にする、勇敢にする、水害からまもる、怒りを鎮める、誘惑から護る
心臓、頭脳、記憶力、精力の増進に働く
