ジェード(翡翠/ひすい)Jade-ジェダイト(ヒスイ輝石・硬玉)Jadeite
石の詳細
色 白色、濃淡緑色、黄色味、赤色味、褐色、黒色味
モース硬度 6.5~7
比重 3.25~3.36
条痕色 白色
劈開 不完全
多色性 なし
光沢 ガラス光沢
石の特色、別名、フォールスネームなど
ジェダイトを硬玉、ネフライト(Nephrite)を軟玉と呼ぶがまったく別の鉱物であるにもかかわらず区別がつきにくく、両方がジェード(Jade)=翡翠と呼ばれている(1863年まで同じ鉱物とされていた)
宝石になる高価なものはジェダイト・硬玉で、ネフライト・軟玉は半貴石とされる
●●(国や地名)+ヒスイと呼ばれるもののほとんどはネフライト
中国の工芸品で使用されるもののほどんどはネフライト
産出されるほとんどの翡翠は白色であり、鉄やクロムが含まれると緑色になり、鮮やかな濃い色で透明感の強いものは琅玕(ろうかん)といい英語ではインペリアルジェード(西太后が好んだからという由来)とも呼ばれ貴重である
明るい藤色のものはラベンダージェイダイトと呼ばれる
鉄分を多く含むものはクロロメラナイト(濃緑玉)
結晶の構造が非常に堅牢であり、研磨や彫刻に適する。ヨーロッパでは石斧も出土している
不老不死、生命の再生、富の象徴
日本でも新潟県糸魚川の硬玉が有名で、弥生時代・古墳時代には勾玉などに加工され珍重されたが、奈良時代以降人気を失い、昭和初期まで日本でヒスイは産出しないとされていた
最も古い翡翠の加工は縄文時代前期(紀元前5000年前~3500年前)の日本で、次に古いのは中米のオルメカ文化(紀元前1200年頃のメキシコ)。アステカ文明では金よりも貴重とされた。
古代メキシコでは、ケツァルカトル(ケツァルコトル)という翡翠の神が崇拝されていた。
さらに多くの仮面、小さな像、レリーフなどの装飾品をつくり、それを単なる飾りではなく呪術的に使用していた
日本鉱物科学会が日本の国の石に認定した
硬度はそれほどでもないが、衝撃等にも強い
カルセドニーに着色したものや、低品質の硬玉を処理で琅玕のように処理されているもの、ガラスや合成樹脂製のイミテーションやダブレット( 二つの石を組み合わせたもの)、トリプレット(三つの石を組み合わせたもの)などが出回っている
石の名前の由来
スペイン語「piedra de ijada」(腰・腎臓・肝臓・腹の石)が由来。腰、腎臓・肝臓・腹の治癒に効果があるとされたことから。古代メキシコを征服したスペイン人が古代メキシコ人が脾臓、肝臓、腎臓などの病気に効くとしていた翡翠をそう呼んだことから
翡翠の語源は、カワセミの色から来ているとされている(もともと中国では翡翠はカワセミを意味する言葉)
パワーストーンとしての石の効果
人徳、人間性、魂を成長させ、潜在能力を引き出す
西洋、東洋において守護の石
魂や細胞を再生、復活させる
認識力、直感力を高め、智慧を授け、人徳、魂、品格を高める
金品への執着を消す
夢や願望を潜在意識にうえつけ、それを叶えるために必要なものを引き寄せる
尊敬や人徳が必要なリーダーの石
求心力を高め、カリスマ性をもつ
人間関係に平和と尊敬をもたらす
道徳心をもたらし、礼節や思いやりの精神を育む
五徳(仁義礼智信)をもたらす
人生の成功と繁栄
災難から護る護符
不屈の精神