カーネリアン(紅玉髄・赤玉髄/べにぎょくずい)Carnelian
石の詳細
色 均質に着色された赤色から赤褐色
モース硬度 7
比重 2.61
条痕色 白色
劈開 なし
多色性 なし
光沢 ガラス光沢
石の特色、別名、フォールスネームなど
石英の変種であり、赤色の玉髄(カルセドニー)で縞模様の無いものをカーネリアンと呼ぶ。
赤い縞模様があるものは、サードオニキス(サードオニクス)であり、縞模様のある玉髄自体は瑪瑙(アゲート)である。
通常産出する場合は赤色が薄く、加熱することによって含まれる鉄分が酸化してより赤みが強まる
市場に出回っているカーネリアンのほとんどは瑪瑙を硝酸第一鉄溶液で着色したもの
古来より、印章や印鑑で使用されてきた
メソポタミアや古代エジプトではカーネリアンを使った装飾品が出土している
ナポレオンは手に入れた八角形の印章を生涯大切にし、ナポレオン4世まで護身符として引き継がれたが、戦争後に奪われてその後行方不明になっている
イスラム教世界では指導者の石とされた
カーネリアンはパワーストーンとしても有名で、活力を与える鉱物とされている。ナポレオンやマホメットもこれで印章を作らせている。 wikipediaより
石の名前の由来
carnelianは、ラテン語で「肉」を意味する carnis に由来するといわれている
パワーストーンとしての石の効果
目標に向かう生命力、勇気、積極性、集中力の強化
迷いを消し去り、目的に向かって進むための力強い後押しをしてくれる
何事もポジティブに変換する強い力
気力、活力を高め、声を強くし雄弁さを与えてくれる
邪気やその他の災いから身を守る
真実を見抜く
集中力・実行力・積極性を高め、勇気、やる気を起こさせる
落ち込んでいる人を立ち直らせる
怒りのような激しい感情を抑え、冷静な判断ができるようにする
官能的な魅力を引き出す
中世ヨーロッパではキリストの真理への情熱を示す石とされた
オーストラリア先住民アボリジニのシャーマンドクターはすべての病気や悪霊・悪夢を払う護符として使用した
呼吸器系疾患の治療
出血を止める
マルボドゥス著「石について」における、赤玉髄についての記述
「石について」とは、薬学的効果を述べているのも特徴とされる11世紀末にフランス・レンヌの司教だったマルボドゥスが記した詩
赤玉髄について
この石を指にはめたり、首にかけたりすると、口論の際に嵩じる怒りを鎮める。血がしたたる肉のように見えるこの石は、どこからであろうと、体から流れ出る血を止める、ことに婦人が月経過多を患っている場合には。
石について: 石に宿る神秘な力 Kindle版 マルボドゥス (著), 髙橋邦彦 (翻訳)より引用
この本についての詳細はこちら
https://www.zakkaowl.com/jewelry/book-of-powerstone
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